2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

猫姉

はじめまして 姉です。 いつも弟が好き勝手言いたい放題しておりまして、ご迷惑おかけしてます。 弟とは“種類”が違うんですけど そう猫と犬ですね。 ま 深く追求はしないって事で よろしく~。 あたしはちゃきちゃきの江戸っ子(三代続いて東京に住んだら江…

さくら日和

花の下から空を見上げる 待ち焦がれたこの季節 前も後ろも 右も左も 上にも 足元にさへ さくら 色に酔う 花吹雪の中 泣いたあの日を 塗り替える さくら日和

伝える

父は手話ができる人でした。 小さい頃は休日の職場へもよく連れて行ってくれましたから、私のまわりには手話が日常的にありました。 生徒さんたちと一緒に遊んだり、同僚の先生方にも声をかけてもらったり私の遊び場でした。 父は私に後をついで欲しいと思っ…

手紙

あたり一面春の色に染まり始めました。 お元気ですか? 私は元気に毎日を過ごしています。 あなたの声を聞かない日々にも慣れて来ました。 お手紙ありがとうございました。 返事はいらないとのことでしたけど、どうしても書きたくなってしまいました。 あな…

あのね

僕ね 頭いいと思うんだ。 何故って、散歩の途中で一人でお家に帰れるんだよ。 ママが「勝手にドックラン」って呼んでるところで遊んでた時に、ママったら芝生の上で寝ちゃったんだよ。 僕がクンクンって匂いをかいで、「ママ~帰ろうよ~」って言っても起き…

アンテナ

いつでも アンテナ あなたに 向けて 笑顔も 憂いも キャッチする

あのね

ママが話してるの聞いちゃったんだ。 「もっと頭の良さそうな名前にすれば良かったね」って。 頭の良さそうな名前ってどんな名前だろ? トム・リチャード・マイケル・ウィリアム・銀・サスケ・ケビン・ジョニー・レオナルド。 どれも恥ずかしくて、外でお返…

小さい感性

小学校1年生か2年生の時に“お母さんの詩を書きましょう”という授業の時だと思います。わたしの書いた詩をコンクールに提出するからと、書き直すよう先生に言われました。 大人の目から見たらまだ推敲の余地があったのかもしれないけど、どこをどう直せばい…

泣かれた夜

学生時代に付き合っていた同い年の彼、卒業して就職して仕事に慣れたら結婚しようと約束してました。 無事に卒業し、それぞれが就職しました。彼は家具職人、わたしの職場は店舗のリフォームなども手がけてましたけど、展示会のブース作りなどが主でした。 …

ずっと

元気で ずっと 元気で わたしの願いは ただ それだけ 笑って 笑顔で 過ごして 私の願いは いつも それだけ

そういえば

「ごめんなさい 父がやっていた答案採点を手伝いました。」 でも でも 私が丸つけをしたのは『記号で答えなさい』とか『よみがなを書きなさい』とかのはっきり正誤がわかるものだけです。 確かわたしが中学生くらいの時で、高校生の答案でした ごめんなさい …

あのね

ママね 昨日お出かけから帰って来てブツブツ言ってるんだよ。 僕のちょ~聞こえる耳には届いちゃうんだ。 レッスンの最中に「あくあさん 笑顔!」「あくあさん 笑って!」って先生に言われたんだって。 「おかしいなぁ 思いっきり笑ってるのになぁ」ってママ…

ゆれて

ひとつの言葉に嬉しい気持ち ひとつの言葉に悲しい気持ち 心のキズが しくしく痛い 人の幸せに嬉しい気持ち 人の幸せに悲しい気持ち 心のキズから また血がにじむ 振り返るけど 戻らない “時間薬”をたくさん飲んで 忘れたい ゆらして 抱えて 心のキズを 優し…

あきらめない

難しすぎてわからないの どこをノックしたらいいのか わからない 追いつけなくて 悲しくなるの それでもわたし あきらめないし 泣かないわ 今に見ててね ジェット噴射で 追い越すから

悲しい夢

弟が亡くなった後、半年くらい悲しい夢を見た。 「家を買ったから遊びにおいで」という言葉に、みんなで車に乗って出かけるのだけどいつまで経ってもたどり着かない。 真上から見ると迷路の真ん中に家があって、その窓から「おーい ここだよ」と弟が呼んでい…

いつか

いつか どこからか 違う響きが返ってくるまで ここから そおっと 飛ばします いつか いつの日か 一緒に歩ける手をみつけるまで ここで 小さく 詠います いつか どの季節も 愛しく抱けるまで ここに 記します