2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

Simple is the best

シンプルに それが一番簡単で難しい

日々

相見ては 幾日(いくか)も経ぬを 幾許(ここだ)くも 狂ひに狂ひ 思ほゆるかも (万葉集 4-751 大伴宿禰家持)

記憶

立ち寄ったカフェ 一歩中に入ったとたん あの匂いに包まれた いるはずないのに こんな場所にいるわけないのに 探しちゃった… あなたの匂いは 一瞬にして 時間ごとわたしを引き戻します

今宵

月明かり 浮かぶ影さへ いとおしく 糸をたしかめ 背の胸で眠る

梅雨の終わりに

髪の毛を切りました ばっさりと10センチ 頭が軽くなりました 心も軽くなりました もう いつでも飛んでゆけます 天の川を飛び越えて 2度めの夏がやって来ます

たなばた

天の川 渡り瀬ごとに 幣まつる 心は君を 幸く来ませと (万葉集-10)

子守唄

あなたに歌ってあげましょう 古い ふるい 子守唄を 痛みの欠片が融けだすまで 抱えたものが どんなに大きくても 手放してしまった物に もう手が届かなくても 悲しみが消えてくその時まで 月のランプを灯してあげる だから 今夜はおやすみ 夢の中でも歌ってあ…