満月の日に

昨日 亡弟の十三回忌を済ませました

車の事故で両親より先に逝ってしまった弟

残された者にとって過ぎて行く年月は早いです


あの日の事は鮮明に覚えています

そのくせ暑かったのか寒かったのか記憶にありません

昨日は秋晴れ 

高い空に乾いた空気が流れていました

お墓の周りにたくさんの花を飾りました


以前 ブログに加害者を許せないと書いた事がありました

書く事で昇華させる

私はよくそんな事をします

それでもその内容が憎しみの色であったなら その文章は書き残す意味がない

その記事は消しました

今はあんな風に書く事はありません

遺影の中で弟はあの日のままで笑っています


いつの間にか虫の声が聞こえるようになって

月がきれいに見えて

静かに秋が始まってます

私は幸せです

幸せだと思える事がしあわせなんだと思います