2011-08-25 箱根路 ある日の光景 車のワイパーが利かないほどの大雨。 彼は「よしっ決めた」と急ハンドルをきりました。 他の車の影も見えず、聞こえるのはフロントガラスに叩きつける雨の音だけ。 どんどん山を登り、少し開けた場所で車を止め彼は言いました。 「キミにこの景色を見せたかった」 指差す先は霧に隠れて何も見えませんでした。 豪雨の箱根。 返事に詰まった瞬間、ぽろっと涙が落ちました。 連れて来てくれてありがとう。